イストワール ドゥ パルファン - 神曲 - 1472|天国と地獄、光と影の境は定かではなく、美食家と大食漢の違いもごく僅かだ。 そしてまた、欲望の火花が、慎しみ深い魂を淫蕩の網にからめとってしまうこともある。 この危うい境とたわむれ、「1472」は、アルモワーズ(ヨモギ)の眩いばかりの吐息に、 純白の、それでいて動物的な要素もそなえたイランイランとジャスミンの香りを重ねる。 そして、インセンスのヴェールに隠されていたスパイスとアンバーが、昏く、それでいながら 太陽のようにまばゆいその姿を次第にあらわにする。 これは、一瞬ごとにその姿を変え、わたしたちの手から逃れるパルファン。 満たされることのない欲望が、恐ろしい、五感を刺激する情熱となって弾ける。 人を虜にしてしまう愛の香水、人生の儚さとの閾にいるがゆえのエレガンスをかねそなえた香水。 地上の様々な喜びがほとばしる香水であり、一瞬でわたしたちに美味なる永遠を味わせて くれたかと思うと、すぐに、わたしたちはその囚われ人ともなってしまう。
TOP NOTES
FArtemisia
Ylang-Ylang
Solar Accord
HEART NOTES
Jasmine
Cinnamon
Frankincense
BASE NOTES
Amber
Rum Absolute
Benzoin
Main notes: Solar, Jasmine, Frankincense
SIZE:60ml